多くの方が折り畳み傘を持っていると思います。わたしもその一人なのですが、最近買った折り畳み傘が立て続けに壊れてしまったのでちょっと考えてしまいました。というのも若い頃はとにかく安い物を買っていたわけですが、最近は多少値が張っても長持ちするように、と思って買っていたからです。2倍の値段だから2倍長持ちするというわけではないのは理解していますが、それでも数回で壊れてしまったり1年持たなかったりと想定よりもずいぶんはやくダメになってしまったのです。そこで次の折り畳み傘を買うにあたり色々調べてみて重要なポイントは3つあるなと思いました。
1.耐久性
折り畳み傘というものはもちろん雨天の時に使用するわけですが、朝から雨が降っていれば基本的には通常の傘を用います。ですからいざという時の為に持ち歩くという事で必然的に長期間使う事になると思いますから、どれだけ長持ちするかがやはり一番大切なポイントではないでしょうか。私の知る限りでは1回使って捨ててしまうタイプの折り畳み傘というのはありません(あったらそれはそれで便利だと思うのですが)。つまり複数回での使用を前提としているわけですから壊れにくさというのは特に重要なわけです。しかし、折り畳み傘というのは通常の傘よりも余分なギミックを加えている分壊れやすくなっており、十分な耐久性を持たせるには工夫が必要です。
壊れにくくするためのポイントはずばり2つ。骨の本数と素材です。骨は通常8本くらいのところを10本とか12本とか増やせば増やすほど頑丈さが増します。もちろん重量も増しますが。
素材の種類としては今はメインで使われているものは4つ。強度の強い順にカーボン、グラスファイバー、ステンレス、アルミです。カーボンは軽くて強いという万能さですが高い。グラスファイバーはカーボンよりは安価ですが強度は劣ります。ステンレスは強度はあるのですが重いのが難点。アルミは軽くて安いのですが一番壊れやすいわけですね。
傘は特徴として濡れますから錆の心配があるわけで、その点カーボン製などは錆による劣化が無いのが耐久性の高さとつながるわけですね。というわけで次はやはりカーボン製を買おうと思いました。
2.機能性
傘というのはただ長持ちすればいいというわけではありません。使い勝手も重要です。特に折り畳み傘は畳んだりしまったりといった作業が必要となりますから、その辺に煩雑さがあるとマイナスポイントです。また、撥水性や傘そのものの大きさも大切です(いくら軽くても小さすぎて濡れてしまっては本来の用途の意味がありません)。また持ち運びをする上であまり重いのも考え物で、耐久性を重視すると重量が増しやすいという欠点があります。
このあたりのバランスを考えるのが折り畳み傘を選ぶ上でのポイントでしょうか。頑丈さが欲しくてどんなに重くてもいいから安い物、となるならアルミ製から選べばいいでしょうし、コストがかかってもいいから丈夫で軽いものとなればカーボン製といった感じになっていくのだと思います。
3.デザイン
アイテムのデザインというのは大切なポイントだとは思うのですが、オッサン的にはカッコいいデザインよりも長年連れ添っていく相棒である事の方が重要なのです。ですからデザインで決めるというよりは、機能性や耐久性を重視した上で残った候補の中からベストのデザインを選ぶというやり方になるのだと思います。